FreeBSDのsystatコマンド

FreeBSDにもLinuxのsysstatみたいなツールはないだろうか。
そうしたら,systatというコマンドがあることを知った(こっちが先?)。


※manに以下のとおり書かれていました。(12/5/15追記)

The systat program appeared in 4.3BSD.


sysstatではなく,systat。
ベースシステムに入っているので,標準で利用可能。

実行方法

$ systat [-display] [refresh-interval]

実行結果

上側にシステムの平均負荷(load average)が表示される。
下側はユーザが指定したコマンド次第で異なる情報が表示される。
(指定しない場合は,CPU利用率の高いプロセスを表示する)

指定できるコマンド

icmp, icmp6, ifstat, iostat, ip, ip6, mbufs, netstat, pigs, swap, tcp, vmstat

例)
$ systat -icmp

  • icmp:icmp情報用
  • icmp6:icmpv6情報用
  • ifstat:ネットワークインタフェースのトラフィック情報用
  • iostat:I/Oの利用情報用
  • ip:IPとUDP通信情報用
  • ip6:IPv6通信情報用(ipと違ってUDPはなし)
  • mbufs:mbuf情報用
  • netstat:ネットワーク接続情報用
  • pigs:CPU使用率の高いプロセス表示用(指定しない場合はこれ)
  • swap:swap領域の使用情報用
  • tcpTCP通信情報用
  • vmstat:色々用.仮想メモリ利用情報,プロセススケジューリング情報,割り込み情報,名前変換キャッシュ情報(パス名→inodeの変換),ディスクI/O情報


":"を入力するとコマンドラインにカーソルが移動する。
そこでコマンドを入力→Enterで別のコマンドの結果に切り替えることができる。